2026年6月29日

健康診断の結果が手元に届き、「脂質異常」「脂肪肝」「体重増加」といった文字を見て、ため息をついていませんか?
「そろそろ病院で診てもらわなきゃ……」と思いつつも、毎日仕事や子育てに追われる40〜50代の現役世代にとって、受診はハードルが高いものです。「数値が悪くてお医者さんに怒られたら嫌だな」と、受診をためらってしまう気持ちもあるかもしれません。
吹田市・JR岸辺駅周辺にお住まい・お勤めの皆さまへ
地域で内視鏡・消化器内科として多くの患者様にお選びいただいている健都はやしクリニックでは、そんな多忙な皆さまの不安に寄り添い、一般内科の診察から消化器疾患のチェックまで、あちこち回らず1ヶ所で完結するトータルケアを行っています。
今回は、肥満や健診数値の裏に隠れたリスクと、当院の診療方針についてお話しします。
その「肥満」、ただの食べ過ぎではありません。体の中で起きているリスク
健康診断で「脂質異常」や「体重増加」を指摘された際、数値の異常をきっかけに来院される方は少なくありません。 ここで大事なのは、その異常が「どの程度重症か」ということです。正常値から少し外れている程度であれば、日頃の意識を変えるだけで十分な場合もあります。しかし、ある程度まで数値が高くなっている場合は、生活習慣の見直しやお薬の服用が必要になってきます。
体重が重いことで、ご自身の体にどのようなトラブルが起きているのか。現状をちゃんと見つめ直し、生活スタイルのどこに改善できるポイントがあるのかを、医師が一緒に探していきます。
肥満が引き起こす、目に見えない全身の疾患リスク
「太っていること」は、単に生活習慣病を招くだけでなく、消化器がんや睡眠障害、関節の痛みなど、全身にドミノ倒しのような悪影響を及ぼします。
大腸がん・大腸ポリープのリスク上昇
現在、日本における男女の死亡率上位に入る「大腸がん」も、肥満と深く関連しています。BMIが5kg/m²増えるごとに大腸がんのリスクは約6%上昇するとの報告があります(※1)。
また、大腸がんの芽となる「大腸ポリープ(腺腫)」についても、肥満・過体重によってリスクが約33〜44%増加するというデータがあります(※2)。
適正な体重をキープすることは、大腸がんを防ぐためにも非常に重要です。
逆流性食道炎と食道がんのリスク
肥満によって胃が外側から圧迫されると、胃酸が食道に逆流しやすくなり、胸焼けやゲップといった症状を引き起こします。
これが長引いて炎症がひどくなると、将来的な食道がんのリスクを高める原因にもなります(※3)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)と「のどの圧迫」
太って脂肪がつくと、お腹だけでなく「のどの空気の通り道(咽頭部や声帯の近辺)」まで狭くなってしまうことがあります。実際、BMIが30以上になると、半数近くの方が睡眠時無呼吸症候群(SAS)を合併しているとも言われています(※4)。
💡 当院ならではの気づき
当院では、多くの方に鎮静剤を使った「眠った状態での胃カメラ検査」を行っています。実はこのとき、医師はのどの開き方や構造も入念に確認しています。 「のどが狭く、睡眠時の無呼吸が隠れているかもしれない」と気づいた場合は、胃カメラ後の説明にて「いびきを指摘されませんか?」「日中の強い眠気はありませんか?」などとお尋ねし、必要に応じてご自宅でできる簡易検査をご提案しています。
👉睡眠時無呼吸症候群について:こちらも参考にされてください
その他のがん、循環器・運動器への影響
肥満は、ほかにも多くの「がん(肝がん、膵がん、胆嚢がん、乳がんなど)」のリスクを高めることが世界的に結論づけられています(※5.※6)。
さらに、肺や心臓への負担(心不全や心房細動など)を招くだけでなく、膝や腰への過大な負担にもつながります。「ひざや腰が痛くて運動できない」→「ますます体重が増える」→「さらにメタボが悪化する」という悪循環に陥る前に、内科的な介入が必要です。
目に見えない「内臓脂肪」を可視化する医学的な意味
単に「痩せなさい」と言われるだけでは、なかなかモチベーションは上がらないものです。 当院では、採血データだけでなく、腹部エコー(超音波)やCTなどの画像検査を用いて、「どこに、どの程度脂肪がついているか」を視覚的に確認することを大切にしています。
実際の状態を画像で見ていただくことは、問題を「自分ごと」として捉え、治療へのモチベーションを高める上でとても重要な意味を持ちます。また、それ以外にも以下のような重要な医学的リスクを見極めるために不可欠です。
◎腹部エコー検査: 脂肪肝の程度を把握すると同時に、肝臓の中に別の「できもの(腫瘤性病変)」が隠れていないかをチェックします。さらに、脂肪肝が進んで肝臓が硬くなる「線維化」や「肝硬変」へ移行していないかを見極めます。👉当院のエコー検査について(予約制です)
◎CT検査: 脂肪が「内臓脂肪型」なのか「皮下脂肪型」なのかを明確に判別します。生活習慣病と直結しやすい内臓脂肪型の場合は、より積極的に減量治療を組み込んでいきます。👉MRIとCT検査の画像連携について
当院の強み:一般診察から「精密検査」までワンストップの医療連携
最新AI内視鏡で、お腹の中の「炎症」や「がんの芽」をチェック
お忙しい現役世代の方が、それぞれの症状に合わせて複数の専門病院を一つひとつ回っていくのは、時間的にとても難しいと思います。
当院では、胃カメラの際にピロリ菌の有無を調べ、採血データでメタボを評価し、エコーやCTでお腹の脂肪や内臓の状態を診る――といった一連のプロセスを、1ヶ所でまとめて一気にチェック(ワンストップ医療)できる環境を整えています。専門である消化器内科の知見と最新AI内視鏡を活かし、眠っている間に食道から大腸まで「がんの芽」をしっかり確認いたします。
高度専門病院へのスムーズな橋渡しと「教育入院」のご案内
肥満治療のアプローチは、糖尿病や高血圧などの合併症の有無によって異なります。
最近では、糖尿病治療薬の中で体重減少効果の高いお薬も登場しており、合併症がある方には当院でも積極的な処方を選択しています。
一方で、ただお薬の数だけが増えていき、根本解決にならないケースもあります。当院での治療を進める中で、より専門的なアプローチが必要と判断した場合には、北摂エリアの強固な医療連携を活かし、地域の高度専門病院へスムーズにご紹介いたします。
専門病院での「教育入院」を通じて、実際の食事療法を経験していただいたり、専門の栄養指導を受けたりするステップアップをご提案します。また、糖尿病がなくてもBMIが35以上の高度肥満の方などには、提携病院と連携しながら適切な肥満症治療薬(GLP-1受容体作動薬など)のご提案も行っています。
JR岸辺駅直結。多忙な現役世代が通いやすい環境
健診で数値を指摘されても、通いにくい場所にある病院では足が遠のいてしまいます。当院はJR京都線「岸辺駅」に直結した医療モール(ビエラ岸辺健都2階)にあり、駅から雨に濡れることなくアクセスしていただけます。お仕事帰りや合間に立ち寄りやすい非常に便利な立地です。
施設内には駐車場(2時間無料)も完備しているため、お車での移動が中心となる周辺地域にお住まいの方や、子育て世代のご家族にも快適に通っていただけます。 また、当院の入るフロアは健診センターともスムーズな連携が取れる構造になっており、高度なCTやMRIの撮影が必要になった際も、余計な移動の負担がなく同じフロア内で検査を完結させることができます。
院長から|数値が悪くて「怒られるのが怖い」と受診をためらっている方へ
「お医者さんに怒られそうだから病院に行きたくないな……」 そう思って、引き出しの奥に健診結果をそっとしまい込んでいる方もいらっしゃるかもしれません。でも、心配しなくて大丈夫です。
実際の診察で、患者さんを頭ごなしに怒るということはありません。私自身、もし自分が患者の立場だったら、怒られるような病院には絶対に行きたくないなと思います(笑)。
健康診断の数値は、あくまで「今のあなたの体の状況」を正しく把握するための大切なサインです。まずはそれをしっかり受け止めて、これから先の大きな病気を防ぐために、今の生活の中で「できる範囲のこと」を一緒に相談しながら探していきましょう。
(※ただし、本当に命に関わるような切迫した状況で、今すぐ治療を始めないと非常に危険であるという極めて例外的なケースに限り、「これじゃダメだよ!」と強い言葉でお伝えすることはありますが、それはあなたの体を心から守るためです。)
基本的には優しく、真摯にお話を伺いますので、どうぞ安心していらしてください。
まずは「WEB予約」でご相談ください
◆「まずは肥満や健診の数値を相談したい」「生活習慣を見直したい」という方 👉【一般診察・相談の予約をする】
◆「数値の相談と一緒に、胃カメラや大腸の検査もまとめて済ませてスッキリしたい」という方 👉【内視鏡検査の予約・事前問診へ】
監修

監修:健都はやしクリニック 院長 林史郎
資格
日本内科学会 総合内科専門医
消化器病学会 専門医
消化器内視鏡学会 指導医・専門医
膵臓学会
略歴
2018年 健都はやしクリニック開院


